FA 向けアルミフレーム大手のSUS(静岡市駿河区)は5月24日、苫小牧市の苫東工業団地内で建設を進めていた北海道初の拠点「iDshop(アイディーショップ)北海道」の建屋完成に伴い、竣工式を実施したと発表。
2018年11月に着工したもので、今後、設備などの準備を進め、7月から本格稼働する予定。総投資額は約5億円。
同社は、軽量で組立が容易なアルミフレームを主力製品とし、自動車産業を中心とした北海道の顧客にも数多くの納入実績がある。2014年以降は、従来の営業所機能に加え、在庫・切断加工・組立などを行う製造部門を併設したサービス拠点「iDshop」の全国展開を進めており、北海道エリアには、仙台の「iDshop」 からソリューション提案や製品供給を行ってきたが、より近くに拠点を設けることで物流の効率向上やサポートの充実を図るべく、「iDshop北海道」の設立に至った。
「iDshop北海道」では、「iDshop」としては初めて、独自の建屋を設計・建設。延床面積1585㎡の建屋に、約950㎡の工場スペースに加え、 事務所、会議室、ショールームを備えた。十分な組立スペースを確保したほか、デリバリーを考慮した大きな開口部を持つことが特徴。
同社では、「北海道自動車産業集積促進アクションプラン」などにより成長を続ける同エリアの自動車産業のさらなる発展に貢献するとともに、2017年より本格的に開始したアルミパイプ構造材GFの個人向け販売(ホームセンターでの店頭販売)においても供給・フォローの重要拠点と位置付け、コンシューマ市場への参入を加速させたいとしている。