石狩湾新港での洋上風力発電向け船舶 日本に到着

日本郵船は4月20日、同月初旬にシンガポールで竣工した、石狩湾新港における洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)「RERA AS」が、同19日に日本に到着したと発表した。

同船は、試運転を経てシンガポールで竣工し、郵船ロジスティクスの手配のもと、NYKバルク・プロジェクトが運航する重量物船「KIFUNE」で横浜港本牧ふ頭まで輸送された。同19日に荷揚げされ、タグボートで京浜ドックの追浜工場まで曳航された。

追浜工場では検査や設備の換装などが行われ、同船は旗国の承認を得て日本籍船へと変更される予定。その後、Siemens Gamesa(シーメンスガメサ社)に傭船され、北洋海運の船舶管理のもと、現在建設が進んでいる石狩湾新港の洋上風力発電施設への作業員輸送に従事する。

郵船ロジスティクス、NYKバルク・プロジェクト、京浜ドック、北洋海運の4社はいずれも日本郵船のグループ会社であり、「グループが一体となり、今後拡大が見込まれる洋上風力発電事業の一層の展開に貢献していく」としている。

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