上士幌町「スマートストア」オープン

上士幌町(竹中貢町長)、NTT東日本北海道東支店(北垣雅之支店長、帯広市)、テルウェル東日本(谷誠社長、東京都江東区)、TKF(上村龍文社長、同港区)は4月20日、小売店の撤退地域における買い物弱者などの支援などに向け、同町で無人運営を実現するスマートストア「かみしほろマルシェ」をオープンすると発表した。店舗のオープンは同22日。

利用者の購買・行動などのデータに基づいて売れ筋の商品を選定・品揃えし、早朝、夜間帯でも買い物が可能な小売店舗を運営する。入店から商品選択、決済までをスマートフォンで完結することで、常時人員を配置することが不要となる省人化運営を実現し、持続的で利便性の高い買い物環境を提供する。

同町では、小売業の慢性的な人手不足、担い手不足、高齢化などにより営業時間の短縮や閉店が進むといった課題があった。4者は先端のデジタル技術を活用した地域密着型スマートストアを開設することで、都市部と遜色ない持続可能な買い物環境の整備を進める。

「かみしほろマルシェ」は、スマートフォンのアプリにより、入店から商品選択、決済までを消費者自身で完結でき、密接・密集を避けた非接触の購買を実現する。AIを活用した需要予測による廃棄ロス削減及び発注作業の効率化を目指した店舗運営を行うほか、利用者の購買や行動データなどの傾向に基づいた売れ筋の商品を選定・品揃えしていくことも考えている。

4者は「利用者の要望や利用状況を解析しながら、ニューノーマルの時代にあった効率的な店舗運営と利用者に喜ばれる品揃え、営業形態の充実を図っていく。また、AI等の最新テクノロジーの活用により、魅力ある地域の買い物機能の形成を目指していく」としている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする