苫小牧埠頭(海津尚夫社長、苫小牧市)は11月8日、「マーキュリア・サプライチェーン投資事業有限責任組合」と出資契約を締結したと発表。
同ファンドは、マーキュリアインベストメント(豊島俊弘社長、東京都千代田区)が運営するもので、物流・サプライチェーン領域の課題解決に資する革新 的な技術・ビジネスモデルを有するスタートアップ企業などを投資対象としている。投資先への資金提供とともに、ファンドの投資家などとの連携・協業の促進を通じて、投資先の成長支援を行うことを目的としている。
苫小牧埠頭は、同ファンドへの出資を通じて、ファンド投資先企業などとの連携による最新の物流DX導入を図ることで、「地域における物流力の強化につながり得る」と判断し、出資を決めた。
同ファンドは、今年4月に組成され、規模は30~50 億円を目標としている。
無限責任組合員としてマーキュリアインベストメント、有限責任組合員として日本政策投資銀行、山九、三菱倉庫、JA三井リース、 バイタルケーエスケー・ホールディングス、苫小牧埠頭、マーキュリアホールディングスが参画している。