ユナイテッド・アーバン投資法人(衛門利明執行役員、東京都港区)とジャパン・リート・アドバイザーズ(臥雲敬昌社長、同)は12月22日、札幌米里物流センター(札幌市白石区)の信託受益権を取得した。取得価格は11億7700万円。取得先は、みずほ丸紅リース鑑定評価額は12億9000万円。利回りは4・9%と想定。
1998年9月竣工の地上4階建て(倉庫部分高床3階建て)の物流施設で、総賃貸可能面積は約7400㎡と白石エリアにおいては相対的に大きく、13台分のトラックバースが設置され、汎用性の高い仕様となっている。現在のテナントが一棟全体を賃借し、物流事業等を行っている。
同センターは、道央自動車道の札幌ICまで約0・3㎞、札幌市中心部から約7㎞に位置。
白石エリアは、札幌IC経由で札幌都市圏(小樽市、苫小牧市等)への広域配送が 容易であるほか、札幌市中心部をはじめ周辺エリアへの地域配送の観点からも利便性に優れていることから、物流施設の集積地となっており、同物件は24時間操業が可能であるほか、通勤もしやすい立地にあり、労働力の確保も容易。
白石エリアでは物流テナントの需要は底堅く、同物件に対して荷主、3PL事業者を含め幅広い利用ニーズが期待され、今後も安定運用が見込まれるとしている。