東海電子セミナー「陸・海・空、全輸送モード向け安全対策セミナー@北海道」

東海電子は6月3日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで「陸・海・空、全輸送モード向け安全対策セミナー(飲酒・血圧・点呼編)@北海道」を開催。アルコール検査や点呼に関する法令やALC・点呼支援機器の最新のテクノロジーなどを紹介したほか、同社の機器を活用したIT点呼の実演を行った。

「トラックの多くの事業所では、深夜早朝や休日などを含め100%の点呼実施が難しいのが現状。100%実施に対応しようと取り組んでも、継続できないという声も多い。点呼の完全実施は、安全確保の根幹であり、何とかしたいと考えているのは事業者の共通認識。事業者と運行管理者は法令上、ドライバーに対して点呼を行う義務があるが、ドライバーも罰則はないが点呼を受ける義務がある。点呼を受けずに出発することは、『選任されたドライバーとしての義務違反』にあたると伝え、各自が『無点呼で出るのはダメ』という意識を持つと、点呼執行率が高まる傾向にあり、安全に対する意識が向上する」と説明した。

また、自動車モードの中でも、貨物と旅客での点呼制度の違いについて言及し、対面点呼、IT点呼、グループ企業内点呼、立寄り点呼、車庫IT点呼、共同点呼、遠隔地IT点呼などの制度を説明。「点呼規制の強化と緩和がバラバラに進み、貨客混載時代を迎えわかりづらい差異が発生している」とした。

このほか、ドライバーの健康状態の把握、飲酒チェックなどについて実効性の高い運用方法、効果的な機器の活用方法を説明した。

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