物流教室「はたらくクルマ体験学習」 今年度6校目 父兄らも多数参加

運送事業経営塾(工藤英人塾生代表、工藤商事)を中心とする業界有志は9月21日、石狩市立緑苑台小学校(竹島美智代校長)で1年生約50人を対象として、今年度6校目の物流教室「はたらくクルマ体験学習」を行った。父兄や未就学児ら20人あまりも参加した。
会場にトレーラ、冷凍車、ユニック車、フォークリフト、ショベルカー、など9台の「はたらくクルマ」を持ち込んだ。

ジャスト・カーゴ(石狩市)がユニック車とショベルカー、コマツカスタマーサポート北海道カンパニー(同)がフォークリフト、幸楽輸送(札幌市清田区)がウイングトレーラ、北海道日野自動車(同東区)が冷凍車とトラクタヘッド、山一運輸(同手稲区)がトラクタヘッドとスクラップシャーシのトレーラ、マテック(帯広市)がローダークレーン付きトラックを提供。
スタッフとして、石狩開発(石狩市)、工藤商事(夕張郡)、大勝(千歳市)、エフ・シー・ティー(北広島市)、輝運輸札幌営業所(札幌市白石区)、アペックス(同豊平区)、サッポログループ物流北海道支社(恵庭市)が参加した。

フォークリフトによる荷役作業、トレーラの切り離し、スクラップ車両の積み替え、ユニック車のブームを目一杯伸ばすなどデモンストレーションをしながら、それぞれの車両の説明。
その後、トラクタヘッドによる校庭周回、冷凍車での冷感体験、ユニック車・ショベルカー・フォークリフトのオペレーター体験など車両に実際に触れ合ってもらうなどし、拍手や歓声、笑顔が溢れる会場となった。

ジャスト・カーゴの清野社長は「地元の石狩市やその近郊ではたらくクルマをたくさん持ってきました。食事やお菓子、服、家屋など、みなさんの生活で必要な物資を運んでいます。色々なクルマを触り、乗車し、体験して勉強してください」と挨拶。
輝運輸札幌営業所の下田敬夫所長は「私たちは、運ぶ仕事を通して皆様の日常生活を支えています。裏方的な仕事ですが、とても大事な仕事をしているという自負があります。3Kの業界ではなくなりつつあります」と児童のみならず父兄にも訴えた。

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