トラック運送業の活性化・健全化に向けて、北海道の弁護士・社労士・行政書士をはじめ、財務・システム・保険などの専門家が集結し、「トラックパートナー」と名乗り、今年度より全国の運送事業者に向けてサービスを展開する。
「トラックパートナー」は、トラック運送業に特化した専門家の集団。中核メンバーとして、行政書士の佐々木ひとみ氏(行政書士佐々木ひとみ事務所)、弁護士の本間裕美氏(みらい共同法律事務所)、社労士・キャリアコンサルタントの藤渡一朗氏(藤渡社会保険労務士事務所)、財務コンサルの丸一良太氏(マニュライフ生命保険)らが所属、道内のみならず道外でも運送事業者に向けたコンサルや講演などで豊富な実績がある。このほか、保険やITの専門家も加わる。
運送会社の労務問題、財務問題、法律問題など様々な経営課題や困りごとを、連携しながら「ワンストップ」で解決できることが強みで、運送専門のセミナーの開催も予定。HPも近く開設する予定だ。
2018年に北海道の士業らで「チームオールラウンド」として活動を開始。発足以降、トラック運送業に向けた「財務内容の見直し」「助成金の活用」「労務管理」「人が集まる会社づくり」などをテーマとしたセミナーの開催や、メンバーの連携によるコンサルティング業務などを道内で進めてきた。ノウハウの構築が進んだことから、今年度、「トラックパートナー」と改称、全国に向けて、専門的なノウハウの提供、経営改善等に向けた各種サポートを展開していく。
異業種の専門家が連携したトラック運送業に特化したサポート集団は全国でも珍しく、提供するサービスは多岐にわたり、トラック運送業に係る各種セミナーや教育・研修、各種調査、コンサルティング、巡回指導・監査対応、労務トラブル対応、交通事故トラブル対応、働き方改革への対、Gマーク、グリーン経営、ホワイト経営等取得サポート、運行管理者試験対策、役員法令試験対策、金融機関との折衝・リファイナンス、助成金に関する相談・申請、システム導入・物流関連商材に関する相談・紹介、広報・広告支援などを予定している。
トラックパートナーでは、「トラック運送事業者が抱える多様な問題へのサポートが、ワンストップで対応可能なため、問題解決に係る時間・コストの削減にもつながる」としている。