ANAあきんど松山支店(谷山章支店長、松山市)、北海道コカ・コーラボトリング(佐々木康行社長、札幌市清田区)、フジ・リテイリング(山口普社長、松山市)、やさいバス(加藤百合子、牧之原市)、伊予銀行(三好賢治頭取、松山市は10月27日、愛媛県営業本部と連携し、「新たな愛媛県産食品の発掘・販路の拡大」プロジェクトを推進すると発表した。同事業は、北海道と愛媛県の双方の商品を互いに販売しあうことで、相互交流を図るとともに、両地域の地域創生を目的とするもの。
「やさいバス」は、EC サイトからの注文に基づき、地域に設定したルートを巡回する専用車両が、企業の建物や店舗、倉庫など様々な場所に設定された「バス停」を介して、生産者による農産物や加工品の出荷および購入者(飲食店や小売店など)への配達を行う新しい流通の仕組み。
愛媛県では、伊予銀行とフジ・リテイリングがパートナーとなり、やさいバスの運行を開始している。北海道では、北海道コカ・コーラが北海道版やさいバスを運営しており、ANAあきんどは、ANAグループ経済圏における愛媛県産品の販路拡大と愛媛県と北海道間の航空輸送にて連携する。
愛媛県の事業者支援として、同30日に伊予銀行本店で「新たな愛媛県産食品の発掘!プロジェクト(商談会)」を開催するほか、販路が開拓できた商品は、イオン北海道平岡店や大丸札幌店での「愛媛フェア」で販売を行う。また、フジ・リテイリング「エフ・マルシェ」での販売機会の提供やANAグループ経済圏での商品紹介、販売機会の提供を行う。
北海道の事業者支援として、エフ・マルシェ古川店、瀬戸内海響市場エフ・マルシェでの「北海道マルシェ」の開催するほか、6次化に向けたマーケティング・ブランディング支援(ワークショップの開催)を行う。