北海道経済部産業振興局産業課は６月４日、令和元年度の北海道の企業立地件数を発表した。立地件数は前年度より６件減少し、５年ぶりに100件を下回り、94件だった。
食品工業の立地件数は、平成25年度以降30件を超えていたが、令和元年度は増設の動きが弱く前年度より３割減少し24件だった。加工組立型工業の立地も４割減少し11件だった。
このほか、「人手不足に対応した物流施設の自動化や省力化」の動きを背景として、物流施設の立地は堅調であるとし、日幸産業運輸（朝井清美男社長、石狩市）が小樽市に建てた物流センターを紹介。「外食系の品質管理が難しい商品の取引増加に対応するため、最新鋭の物流センターを建設」と報告している。
