北海道は8月6・7の両日、北海道庁の道政広報コーナーで「北海道の道路」パネル展を開催した。
会場では、北海道の様々な道路の役割や重要性をPRするパネルが展示され、今年3月末に開通した「深川・留萌自動車道の留萌大和田IC〜留萌IC」に関するパネルでは「整備によってホタテの稚貝の輸送時間が180分短縮でき、当日輸送が可能となり、良質な状態での稚貝の放流が可能になった」などと紹介。
また、今後整備が予定されている「道東自動車道の暫定2車線区間の4車線化」に関するパネルでは、大規模災害時に人流・物流を維持させることの備えになるとし、「苫小牧中央IC(仮称)」に関しては、苫小牧港が内国貿易の取扱貨物量が全国1位であり、道内の各生産地とのアクセスが強化されることで物流効率化が図れ、新鮮な食材を全国に届けることにつながると紹介した。
このほか、高規格幹線道路の整備状況で、北海道を除く全国では88.8%の開通率だが、北海道では64.8%と他地域と比べ24ポイントも差があることを訴えた。