北洋銀行は1月29日、コロナ禍において営業時間短縮等甚大な影響を受ける飲食店を支援するため、フードデリバリー事業「Wolt」を展開するWolt Japan (ミッコ・ アクセル・クーシ社長、東京都千代田区)と業務提携を行うと発表した。提携は2月1日より。
Wolt Japanにとって、営業領域における金融機関との提携は今回が初めてとなる。
北洋銀行は今回の提携により、Wolt Japanと北海道内の飲食店とのビジネスマッチングを展開するほか、フードデリバリー利用促進に向けたサポートを行うことで、北海道経済ならびに飲食関連事業の早期回復に貢献する考え。
Wolt Japanは、飲食業を中心としたフードデリバリーサービスを提供するフィンランド発祥の企業で、地元で愛される名店から流行りの人気店まで幅広く事業対象とし、今後北海道での営業エリアを拡大していく方針。より多くの北海道の飲食店をサポートする目的から、提携に至った。
北洋銀行における飲食店の顧客は約2000社にのぼっており、このネットワークを活用して、より多くの飲食店をサポートしていく。「今後は資金繰り支援のみならず、飲食店にとってコロナ禍の打開策の1つと考えられるフードデリバリーの提案を行うことで、お客さまの本業支援(収益機会の創出)に取り組んでまいります」としている。