北海道の魅力や北海道庁の取り組みなどを発信する北海道庁のオフィシャルチャンネルにおいて11月22日、企業の農業参入の優良事例として、ロジネット・ジャパン(橋本潤美社長、札幌市中央区)が紹介され、農業経営の概要や参入経緯、今後の展望などを説明した。
同社は、帯広畜産大学から産学協同事業の提案を受け、大学構内に実験ほ場を設けてもらい、馬鈴薯の生産からスタートし、現在は十勝地方の幕別町で10haの土地を借り、事業として農業を運営していると報告。
橋本社長は「農業は我々にとっても新しいチャレンジ」と述べ、「北海道農業への貢献が第一で、物流のメリットを深く追うことはしていない」と説明。
「北海道の農産物を全国に輸送しているので、農業と物流は深く関わっていると感じている。今までは農産物の栽培技術の習得が中心だったが、これからは農業の様々な課題をどう解決していくか取り組みたい。6次化の実現に向けた新しいビジネスモデルの構築というような取り組みを進めていきたい」などと述べた。