栗林商船 青果物卸の北千生氣を子会社化

栗林商船(栗林宏吉社長、東京都千代田区)は7月20日、北海道の青果物卸の北千生氣(栗山卓也社長、空知郡)の全株式を取得し、子会社化すると発表した。
株式取得金額は7億5000万円。

同社は海上運送業を主たる事業とする内航船社であり、グループの連携により港湾荷役・陸上運送等も手掛け、全国海陸一貫での輸送サービスを提供している。

今回子会社化する北千生氣は、中富良野町で人参、玉葱を中心に集荷販売する青果物卸売業。青果物の仕入、加工、保管及び販売等を事業内容とし、地域の生産者が生産された良質で安全な農産物を全国各地の中央・地方卸売市場、青果物卸売業者へ販売している。
令和3年4月期の経営成績は、売上高20億8400万円、営業利益は3000万円、経常利益は6600万円。

今回の株式取得により、同社の顧客基盤や物流網と、北千生氣の仕入と販売に関するネットワークの組み合わせによる事業シナジーの実現を見込んでいる。また、同社では、地域の農業生産を支援し農業分野を通した地域貢献にも取り組んでいくとしている。

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