北ト協は3月27日、札幌、函館、室蘭、旭川、十勝、釧根、北見の各地区ト協と共同で、燃料価格が高騰している窮状を広く道民に理解してもらうため、「全道統一行動」として各地区で広報啓発活動を行なった。
北ト協では、「原油高やロシアのウクライナ侵攻などにより燃料価格は高騰している状況で、トラック事業者のほとんどが中小零細企業であり、荷主企業への交渉力が弱い」ため、「燃料価格の高騰分が運賃に転嫁できず、過剰な負担となって経営は危機的状況となっている」とし、「こうした状態が長引くと、トラック輸送の最大の使命である『安全で安心な輸送サービスの提供』ができず、物流が滞ることも懸念される」と窮状を訴えた。
札幌地区では、札幌地下歩行空間北大通交差点広場でのぼり・横断幕・ポスター掲示などを行い、「燃料価格高騰でもう限界‼︎トラック輸送の危機は暮らしの危機」「燃料価格高騰により運送会社の経営は危機に直面しています」「安定的な物流確保にご理解を」と記載されたチラシとあわせ、マスクを配布した。
また、旭川地区では、旭川駅前広場でのぼり・プラカードによる街頭啓発、チラシの配布を行なった。
このほか、函館、室蘭、十勝、釧根、北見の各地区では、大型車両に横断幕を掲示して管内を広報活動した。