「HOSPO SUPPORTERS」発足 

北海道スペースポート(HOSPO)の事業運営会社のSPACE COTAN(小田切義憲社長、広尾郡)は7月30日、HOSPOを応援する企業が参加し、HOSPOを核とした宇宙版シリコンバレー形成に向けた相互連携を図るコミュニティ「HOSPO SUPPORTERS」を設立したと発表。
会員企業・組織は現在28社。宇宙へのハブとなる北海道スペースポートの施設拡充と、北海道スペースポートを核とした宇宙版シリコンバレーの形成を進めていく。

近年、国際宇宙ステーションへの物資輸送や、探査プロジェクト、一般人向けの宇宙旅行を民間企業がサービス開発するなど、宇宙への輸送需要が増加している。
このような状況の中、世界中のロケット打上げ事業者をはじめ、宇宙産業に携わるすべての事業者等が利用できる、開かれた宇宙港としてHOSPOは今年4月に本格稼働した。

HOSPOは現在、Launch Complex-0や、1000mの滑走路などの施設を有しているが、今後、2023年に人工衛星用ロケット射場「Launch Complex-1」と、スペースプレーンの実験機に対応するための300mの滑走路延伸、2025年に人工衛星用ロケット射場「Launch Complex-2」の運用を開始する予定。これにより、世界中のロケットやスペースプレーンが、HOSPOから高頻度で打ち上げ可能な環境を創出する。
また、その先には、HOSPOを核として、地域にロケットやスペースプレーン、人工衛星などの宇宙産業の製造拠点や研究拠点、周辺産業等が集まり、北海道内の一次産業をはじめとした既存産業とのシナジー効果などの好循環を生み出す「宇宙版シリコンバレー」の形成を目指している。

HOSPOの施設拡充と、宇宙版シリコンバレーの形成への応援が多様な業種から集まっており、「HOSPO SUPPORTERS」は、同じ志を持つ企業同士の事業連携を加速することを目的に設立、応援の輪をさらに広げ、HOSPOと宇宙版シリコンバレーの形成を加速させていく。

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