ホームロジ「ホームカーゴ」設立 一般貨物運送に進出

ホームロジスティクス(柳川弘之社長、札幌市北区)は9月27日、ニトリグループ全体のスケールメリットを活かした一貫物流を実現すべく、一般貨物自動車運送事業者としてホームカーゴ(同、東京都北区)を2月1日に設立したと発表。ホームカーゴはホームロジスティクスの100%子会社で、資本金は1億円。

ニトリグループの「製造物流IT小売業」という独自のビジネスモデルにおいて、グループ全体のスケールメリットを活かした一貫物流を実現するため、国内ドレージ輸送の一翼を担う。 ニトリグループの商品の9割は海外で生産され輸入される。輸送するコンテナは海外から入荷するオールニトリのコンテナで、輸入総量は年間18万TEUにも及ぶ。
ドライバー不足や燃料費高騰による輸送コストの上昇、そしてドライバーの働き方改革等の問題に対して、輸送コストの可視化及び効率化を進め、女性ドライバーや高齢ドライバーでも安心して働きやすい労働環境の改善にも積極的に取り組んでいくとしている。

ニトリ関東DC(白岡市)内にホームカーゴ埼玉営業所を設立し、9月下旬から関東圏内のドレージ輸送を開始する。自社で車両を保有し、港から各物流拠点までの輸送においても効率化をはかり、コスト削減にも取り組む考え。今後の国内の物流拠点再配置にあわせて、事業を拡大していく計画

柳川社長は「すべての従業員の活躍を推進し、働きやすい企業を目指すとともに、近年の物流環境においてのグローバル化、多様化に柔軟に対応できる企業を目指します」としている。

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