東北・北海道新幹線の荷物輸送 大宮駅で取り下ろし拡大

JR東日本とJR北海道は11月2日、東北・北海道新幹線を活用した荷物輸送サービス「はこビュン」において、一部の上り列車で大宮駅の停車時間を延長し、取扱荷物量を拡大すると発表した。

実施期間は12月10日から当面の間(年末年始など乗客の利用が多く見込まれる日は、大宮駅停車時間の延長は行わない)。輸送する荷物は函館特産の鮮魚類など、埼玉・東京エリアを中心とする小売・飲食店を配送先として予定している。 

これまでは、主に新函館北斗駅から東京駅へ、函館の鮮魚などの特産品を新幹線で輸送してきたが、生活者や小売業の物流拠点が多い埼玉エリアでもこれらのニーズが強いことから、大宮駅での新幹線の停車時間を通常の約1分から、一部の上り列車について約5分に延長する。

これにより荷物の取り下ろし量を拡大し、大宮駅での新幹線による荷物輸送の拠点化を進める。輸送量・頻度の拡大や新たな荷主の獲得・商圏の開拓に取り組み、新たな輸送ビジネスの構築と地域産品の流通拡大による地方創生を目指していくとしている。
「今後も、列車を活用した輸送サービスにより、地域の魅力発信を行い、人々の豊かなくらしづくりや物流業界の課題解決に向けた取り組みに貢献していきます」としている。

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