JR北海道函館支社(村林健吾執行役員函館支社長、函館市)、JR北海道フレッシュキヨスク(小山俊幸社長、札幌市中央区)は11月4日、函館の魅力を発信するため、仙台駅において「函館冬旅物産市」を開催すると発表した。JR東日本仙台支社(三林宏幸執行役員仙台支社長、仙台市青葉区)、仙台ターミナルビル(松崎哲士郎社長、同)が協力する。
期間中、函館で作った駅弁を新幹線荷物輸送を活用して仙台駅へ運び、数量限定で販売する。新函館北斗駅から仙台駅への列車荷物輸送の取組みは初の試みとなる。
イベントは同10日〜14日にJR仙台駅自由通路(杜の陽だまりガレリア)で開く。
北海道・函館の特産品の販売を行う「物産ブース」のほか、7月にユネスコの世界文化遺産登録が決定した「北海道・北東北の縄文遺跡群」や函館の冬のイベントの紹介を行う。また、イベント来場者限定の旅行商品の案内など、函館に足を運びたくなる「観光PRブース」を用意する。
新幹線荷物輸送は、同9 日~13 日、はやぶさ96号(新函館北斗駅発19時41分⇒仙台駅着23時01分)で実施する。
対象商品は、函館駅駅弁「鰊みがき弁当」「みかどのかにめし」「北の駅弁屋さん」など合計1日50個の予定。
函館でJR北海道フレッシュキヨスクが商材の準備、荷物の積み込みを行い、仙台で東北鉄道運輸(市川隆社長、同太白区)が荷物の積み下ろし、駅構内での運送を担う。全体の調整は東北鉄道運輸が行う。