運送事業経営塾(工藤英人塾生代表、工藤商事)を中心とした運送事業者有志と北海道運輸局は7月21日、北広島市立大曲小学校(比良彰男校長)で1年生と特別支援学級の約70人を対象として「はたらく車体験学習」を開催し、物流業界のアピールを行った。
「運送業界のイメージアップと長期的な人材確保対策」が主な目的で、昨年に続いて児童の父兄も多数参加した。
工藤商事(夕張郡)をはじめ、ジャスト・カーゴ(清野敏彦社長、石狩市)、丸吉運輸機工(吉谷隆昭社長、北広島市)、エフ・シー・ティー(坂尻正昭社長、同)、太陽運輸(太田實社長、同)、幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)、山一運輸(服部浩司社長、同手稲区)、アペックス(中田貴司社長、同豊平区)の経営塾メンバーのほか、同塾の活動に賛同した大勝(生川勝則社長、千歳市)、イーピーエス商運(弘中司嘉子社長、恵庭市)、北見通運(舛川誠社長、北見市)の各社が今回初めて協力。
会場に冷凍車、ユニック車、ウイング車、大型トレーラー、ショベルカー、JRコンテナ、寒冷地仕様の電気自動車などを持ち込み、各車両のデモンストレーションを行った後、実際に車両に触れてもらった。児童らは、トレーラーの運転席、冷え切った冷凍車の荷台、真っ暗にしたウイング車の荷台、コンテナの中などに乗ったほか、ショベルカーやユニック車のオペレーターの体験を行うなど楽しそうに過ごした。
経営塾の工藤代表は児童らに向かって「私たちはトラックや重機で仕事をしています。たくさん乗ったり触ったりして、楽しんでください」と述べ、吉谷副代表は「大きくなったら、はたら車に乗る仕事に就いてほしいと思います」と話しかけた。
同小学校の比良校長は「これだけ大きなはたらく車が多く揃うのは壮観。子供達も間近に見られて喜んでいる」と評価した。