北海道ガス カーボンニュートラル天然ガス販売開始

北海道ガス(大槻博社長、札幌市東区)は5月13日、「北ガスのカーボンニュートラル天然ガス」の販売を業務用の顧客向けに開始したと発表。

今回販売するカーボンニュートラル天然ガスは、天然ガスの採掘から最終消費に至るまでの工程で発生するCO2を、森林保全等で削減・吸収したCO2と相殺(CO2クレジットによるカーボンオフセット)した、CO2排出量実質ゼロのもの。
年に1回、供給証明書を発行し、顧客は対外的に環境価値を公表することが可能となる。また、供給される天然ガスは通常と変わらないため、顧客の設備変更は不要。

都市ガス導管による供給に加え、LNGサテライト供給(LNGローリー車による輸送)により、全道(離島を除く)へ供給する。

同社では、「既に販売を開始している、実質再生可能エネルギー100%の電力と合わせ、お客さまの事業活動における低炭素・脱炭素化ニーズにお応えしていく」とし、また、「これまで、天然ガスの普及拡大に加え、分散型電源や電力事業の推進、省エネサービスの開発・展開、地方自治体さまとの連携による再生可能エネルギーの導入等の取り組みを進めてきた。今回新たにスタートした、カーボンニュートラル天然ガスの販売も含め、あらゆる可能性を探りながら、北海道の低炭素・脱炭素化に向けた取り組みを加速させていく」としている。

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