ロジネットジャパン(木村輝美社長、札幌市中央区)は8月8日、中核子会社の札幌通運(片岸俊幸社長、同)の本州地区における全事業と、中央通運(宮入武彦社長、東京都港区)から営業機能とをそれぞれ分割して、新会社のロジネットジャパン東日本(仮称)に移管のうえ事業統合を行うと発表した。
ロジネットジャパン東日本(仮称)は、平成30年10月1日付でロジネットジャパンの100%出資により設立し、同31 年4月1日を効力発生日として事業統合する。所在地、代表者、資本金などは未定。具体的な再編方式などは今後、対象会社の詳細分析を行い、今年中を目途に決定の上、あらためて発表する予定。
組織再編の目的は、①札幌通運の本州地区が得意とするトラック輸送・倉庫・センター運営力と、中央通 運が得意とするJRコンテナ輸送を融合させた総合的な営業展開の推進により、本 州地区での更なる事業シナジー効果の追求②グループ内の管理・事務作業を標準化、集中することによる、業務の省力化③中期経営計画の組織戦略に基づくグループ各社の機能分担・事業目的の明確化。
同社グループでは同28 年4月に西日本地区での組織再編を実施しており、今回の東日本地区での組織再編によって、大きく北海道、東日本、西日本の3ブロック制となる。
今後は、それぞれのブロックでグループ内の事業会社が一体となった事業展開を行うことにより、さらにグループの全国展開及び業容の拡大を推進させていくとしている。