北ト協 飲酒運転根絶キャンペーン 4万6000人超の「飲酒運転根絶に関する宣言書」提出

北ト協は7月13日、札幌トラックステーション(TS)と苫小牧TSで「飲酒運転根絶キャンペーン」を行った。
札幌TSでは、「飲酒運転根絶宣言式」を開き、会員の約80%に当たる 2179 事業所、4万6364人の署名が記された「飲酒運転根絶に関する宣言書」を北海道警察に提出した。
札ト協、室ト協が協力、北海道運輸局、北海道警察本部、札幌方面厚別警察署、札幌方面苫小牧警察署が後援した。

北海道では、夏の交通安全運動初日にあたる同日は、北海道飲酒運転の根絶に関する条例で「飲酒運転根絶の日」と定められている。 
北ト協では例年、この日にあわせて飲酒運転根絶キャンペーンを行っており、飲酒運転の根絶や安全運転を訴えるのぼり旗を掲げたほか、TSで休憩中のトラックドライバーに対して、同様の趣旨のリーフレットやポケットティッシュなどを配布した。

飲酒運転根絶宣言式では、北ト協輸送秩序交通対策委員会の本間雅実委員長(幌南運輸)が「トラック運送業は、コロナ禍においても暮らしと経済のライフラインとして社会貢献を行っているが、一部の心ないドライバーによる飲酒事故が業界全体の信頼を失墜させてしまう。北ト協では、飲酒運転根絶推進運動の一環として宣言書を募ったところ、2179事業所、4万6364人からの署名が集まった。これを本日、北海道警に手交させていただく。関係者一丸となって、飲酒運転の根絶に向けて取り組んでいきたい」とあいさつし、北海道警察本部の佐藤能啓交通部長へ宣言書を手渡した。

佐藤部長は「4万6000人を超える道内のトラックドライバーから署名をいただいた。これは飲酒運転根絶に向けての力強いメッセージであり、機運を大きく高めることにつながる」と感謝の言葉を述べた。

北ト協では、「飲酒運転根絶に関する宣言書」を提出した事業所を、飲酒運転の根絶を目指し「厳正な点呼の実施」「社内教育の徹底」「飲酒運転根絶意識の高揚」等の取り組みを実践する「飲酒運転根絶宣言事業所」として登録し、登録証を発行しているほか、飲酒運転根絶に関する卓上のぼりやステッカーなどの啓発品も配布している。

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