北海道財務局は6月11日、法人企業景気予測調査結果(令和2年4~6月期)を発表。5月に道内483社に調査し、345社が回答した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、景況判断指数(BSI)は、全産業では前期(同1~3月期)から24.2ポイント悪化し、マイナス47.5ポイントとなり、4~6月期としては過去最低を記録した。
同7~9月期の先行きは31.6ポイント回復しマイナス15.9ポイント、同10~12月期の先行きは更に10.4ポイント回復しマイナス5.5ポイントの見通し。
運輸・郵便業は前期から9.8ポイント悪化し、マイナス63.6ポイントとなった。
同7~9月期は54.5ポイントの大幅な回復を見せマイナス9.1ポイント、同10~12月期の先行きは更に13.6ポイント回復しプラス4.5ポイントの見通し。
売上高の対前年比増減率の見通しでは、全産業は3.4%の減収、運輸・郵便業は2.6%の減収となった。
経常利益の対前年比増減率の見通しでは、全産業は30.1%の減益、運輸・郵便業は97.0%の大幅減益となった。
設備投資の対前年比増減率では、全産業は5.7%の減少、運輸・郵便業は74.7%の大幅な減少となった。