エース(林博己会長CEO、石狩市)は6月 12日、北海道交通遺児の会(奈良幹男会長)に対し、100万円の寄付金を贈呈した。今回で15回目。
中野政嗣社長をはじめ、林美奈専務、加藤信正総務部長、経理部の大西陽夏氏が同会の事務所を訪問した。同会の堀廣専務理からは感謝状が贈られた。
中野社長は「当社は、消費者に近い日用品や食品などを扱う物流を担っており、コロナ禍においても巣ごもり需要の伸びにより忙しい状況が続いている。従業員はほぼ自家用車による通勤であり、職場内の換気も問題なく、結果的にコロナに強い環境にある」とし、「消費者が必要とするモノが届かなくなるため、トラックドライバーも倉庫も停めることはできず、通常通りに業務を行っている。我々はエッセンシャルワーカーだと捉えている」と述べた。
また、コロナウイルス感染拡大防止のため、対策本部を設けていると報告。中野社長は「私が本部長に就き、この3ヶ月間、従業員の発熱や体調不良に関する記録を全て付け、休んだ従業員の体調が戻っても、自宅待機の日数を伸ばしている。このほか、当社では朝礼時に毎回ハイタッチを行ってきたが、3月からは『エアハイタッチ』にしている。直接タッチ出来ない分、より気持ちを込めてハイタッチをしている」と話した。
堀専務は、同会に入会している交通遺児の数が減少傾向にあり、近く200人を割り込む見通しであると報告し、中野社長は「引き続き交通遺児が減っていくことを祈るとともに、支援を続けていきたい」と述べた。