道内運送事業者有志の勉強会の運送事業経営塾(工藤英人塾生代表、工藤商事)は6月15日、コロナ禍により中断していた例会を4カ月ぶりに再会、初めての試みとなるZoomを活用した「オンライン例会」として開催した。16人が参加した。
各自が事務所や自宅、移動中の車内などから参加、通年のテーマとして取り組んでいる「人について」の課題や改善状況などについて2時間にわたり報告を行った。
例会では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、「人材採用活動を一旦見合わせる」「既存従業員への個人面談を中断する」「各種研修会の開催を見合わせる」など、これまで対面で対応してきたことが軒並みストップしていることが多く報告された。一方、「従業員へのメンタルケアをオンラインで実施」「ダイレクト・リクルーティング型サイトによる人材確保」など、コロナ禍でも対応できるオンラインを活用した取り組みも報告された。
また、「ドライバーや作業員の募集を行うと、働き口を求める人が例年になく多かった」というケースが多く報告されたが、「観光バスやタクシー会社に勤めていた人材が多かったが、観光需要が回復すると前職に戻ってしまうのではないかと考え、採用は慎重にしている」との声もあった。
例会終了後は、オンラインでの懇親会として「Zoom飲み」を実施した。