丸吉ロジ(北広島市)の吉谷隆昭社長は、北海道が主催する「2025年度生産性向上セミナー」に講師として参加し、物流の2024年問題やこの対応としての取り組みを紹介した。ホテル札幌ガーデンパレスで11月12日に開催され、同社のほか、トヨタ自動車北海道、鉄鋼二次製品などを製造する佐藤製線所のメーカー2社が講演した。
24年問題について吉谷社長は「長時間働かなければ成り立たなかった業界で、労働時間削減が義務化され、従前のままならドライバーの給料が下がり、さらに人手不足に拍車がかかるという悪循環に陥る。この問題は始まったばかりなので、まだ物流が維持できているという側面がある」と説明。

同社では「ドライバーの残業時間を減らし、労働生産性を上げながら、給与が下がらない仕組みを作り、多様な人材が働ける職場にする」ことを目指し、その一環として導入した「アコーディオン幌シャシー」を紹介。
「当社が手掛ける鉄の輸送にはシート掛けが必須だが、このシャシーの導入によりシート掛けにかかる時間が90分から1〜2分へと圧倒的に短縮できた。負荷も少ないので女性や高齢者の雇用にもつながった。シート掛けを嫌がってやめてしまう男性ドライバーもいるなか、本社でも関東支店(千葉県浦安市)でも女性ドライバーが活躍している。18年から導入を進め、現在は28台と東日本エリアでは最も保有台数が多い」とその効果を説明した。





