ロジネットジャパン(木村輝美社長、札幌市中央区)は5月13日、平成31年度から令和3年度までの3年間を対象期間とする中期経営計画「~Break&Challenge~」を決定したと発表。最終事業年度における経営数値目標として、売上高700億円(同30年度実績617億円)、営業利益38億円以上(同31.5億円)、経常利益38億円以上(同31.3億円)、自己資本比率50.0%以上(同37.6%)を掲げた。
基本方針を①地域別の将来を見据えた事業展開、②魅力的なロジスティクスサービスの開発と提供、③IT投資、マテハン投資、業務改善による生産性の向上、④人材の確保と能力を最大限発揮できる環境整備(人材投資)、⑤持続的な成長を支える経営基盤の強化ーの5点とし、最終年度には「魅力的なロジスティクスサービスを提供する営業能力」と「生産性の向上による圧倒的なコスト競争力」を身に着けた、魅力的な総合物流 企業への変貌を目指すとしている。
①地域別の将来を見据えた事業展開では、「東名阪エリアでの事業拡大」「特積事業の再構築と北海道エリアにおける輸送の効率化」「幹線輸送の自社化」「道内地方店所の再編」を掲げた。
②魅力的なロジスティクスサービスの開発と提供では、「長距離輸送サービス『R&R(陸送と鉄道輸送を組み合わせたサービス)』の拡販」「EC事業の拡大」「ITを活用した新たな輸送システムの商品化」「フェリー輸送の全国販売」「引越事業の全国展開」を掲げた。
③IT投資、マテハン投資、業務改善による生産性の向上では、「売上計上~清算業務の自動化」「送り状作成業務や配車業務のIT化」「発注業務~費用計上の自動化」「マテハンの活用による現場作業の省力化」を掲げた。
④人材の確保と能力を最大限発揮できる環境整備(人材投資)では、「処遇の改善」「積極的な募集活動によるドライバーの確保」「働き方の多様性の確保(女性、高齢者、外国人等の積極的な採用)」「働き方改革の推進」を掲げた。
⑤持続的な成長を支える経営基盤の強化では、「内部統制の強化」「グループ子会社の再編」「BCPへの対応」を掲げた。