食に特化した事業承継を行う、まん福ホールディングス(加藤智治社長、東京都渋谷区)は7月11日、宅配寿司チェーン「札幌海鮮丸」を運営する札幌海鮮丸(飯塚隆夫社長、札幌市東区)の事業を受け継ぐと発表した。飯塚社長は、まん福ホールディングスからの就任となる。
札幌海鮮丸は、道内に直営・FC合わせて51店舗を展開。北海道内の宅配寿司チェーンで店舗数No.1を誇るほか、東北13店舗、千葉2店舗、全国では第2位となる計66店舗を展開。作りたての寿司であることを証明する「職人名刺」を添えるなど、作り手の顔が見えないデリバリー業態だからこそ、消費者とのコミュニケーション・信頼関係を大切にしている。
札幌海鮮丸は、チェーンとして「出前専門 札幌海鮮丸」「すしONE」「キムカツ北海道」「ほがらか倶楽部お食事宅配」の4つの事業をいずれもデリバリー専門として展開。自社配達網により効率的に配送作業を行っている。
まん福ホールディングス傘下に入ったことにより今後、「現状のオペレーションの改善とシステムの開発」「新商品開発などによるリブランディング、北海道ブランドとしての認知向上」「店舗開発の強化と、東京進出も含めた新たな立地創造」を図っていく考え。