日新運輸「withコロナ」時代に対応  ステッカー・マスク作成

日新運輸(森俊一社長、旭川市)では、「withコロナ」の取り組みを積極的に行っている。
「WITH CORONA NISSHIN STYLE どんな時代も、心を込めて運び続ける」と記載したオリジナルステッカーを作成し、10月中旬から自社のトラックの前面に順次貼付している。
貼り付けの際は、森社長自らが1枚1枚行っている。

当初は「コロナに負けるな!」と記載したステッカーを試作したが、「この表現なら、見る人によっては万が一、新型コロナウイルスに感染してしまった場合、負けと捉えられてしまう可能性もある」と考え、「コロナと共存していく」という文言に変更。社名の「日新」と、新しい時代に適応していく意味合いの「新スタイル」を掛け合わせ、「NISSHIN STYLE」とした。

事務所内には、森社長の自筆による「格至日新」の四字熟語を掲示。これは「物事の道理や本質を追い求めて知識を深め、日々向上していくこと」を表す言葉で、ステッカーにある「どんな時代も、心を込めて運び続ける」という文言により「運送業の本質」を示している。

「コロナ禍で暗い風潮が続いているので、『頑張ろう』という想いを表した。シンプルな白のトラックのため、同じような外観の車両も多いが、このステッカーがあると、すぐに日新のトラックだとわかる」としている。

また、オリジナルのマスクを9月に作成、従業員に2枚ずつ配布した。通気性・撥水性に優れ、吸汗速乾の素材で、ユニフォームとあわせて紺色にし、自社のロゴマークをプリントした。
「マスクが入手しづらかった時期は、使い捨てマスクを会社から支給していたが、普通に買えるようになってからはやめた。それでも従業員がマスクを買うのに多少なりとも負担がかかるので、これを軽減させるため、洗って何度も使えるマスクを支給した」と説明。

森社長は「いずれも小さな取り組みだが、これらを通じて少しでも愛社精神やモチベーションが高まればと考えている」としている。

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