空陸一貫配送サービス「ハコJET」 経由便も可能に 北海道〜熊本当日配送も

車両マッチングサービス「ハコブリッジ」を提供しているルーフィ(渡辺泰章社長、東京都中央区)は8月18日、JALとの業務提携により展開している空路と陸路をつなぐ空陸一貫配送サービス「ハコJET(ハコジェット)」で、経由便の選択も可能になったと発表した。新千歳空港も発地の対象。

ハコジェットは従来、直行便のみの対応だったが、経由便での輸送も可能になったことで、空輸便の選択肢が広がり、より広い時間帯の輸送機会を提供していく。利用者にとって、当日配送の機会が更に拡大する。

ハコジェットは、空陸一貫型の当日配送マッチングサービスで、「常温から冷蔵・冷凍」も含めた「国内初」の時間指定・3温度帯対応の全国当日配送を提供している。また、ニーズの増加と利便性の拡大のためJALとのAPI連携により従来の「小口予約」からルーフィのオペレーターが「コンテナ予約」を行うサービスも提供している。

この度の経由便システムのリリースにより、ハコジェットは、配送マッチングサービスでは冷蔵・冷凍も含めたコンテナ指定予約に加え、経由便予約も行える国内唯一のサービスにバージョンUPした。

同社では、熊本県大津町で冷凍小松菜を集荷し、小樽市に納品する利用事例を紹介。
従来は、熊本空港から新千歳空港は直行便がないため、空輸での輸送は不可能だった。また、陸送を利用した福岡空港から新千歳空港では、便の時間に間に合わず、当日輸送ができなかった。

このケースでは経由便を導入後、空輸を利用した当日配送が可能になった。
12時に加工工場から商品を集荷し、13時に熊本空港へ到着、羽田空港を経由して新千歳空港まで空輸、22時に新千歳空港で集荷し、23時に小樽市の目的地へ納品した。

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