改元に関する道内企業の意識調査 「運輸・倉庫」営業日数の減少でプラスの影響を感じず

帝国データバンク札幌支店は3月28日、「改元に関する道内企業の見解について調査」の結果を発表した。
2月15日〜28日までの間、道内1137社に聞き、有効回答数は494社(回答率 43.4%)。

5月1日の改元に際して、「企業活動にどのような影響があるのか」を尋ねたところ、「プラスの影響がある」との回答が2.6%、「マイナスの影響がある」が14.8%、「プラス・マイナス両面の影響で差し引きゼロ」が26.9%、「影響はない(改元と企業活動は無関係)」が38.3%、「分からない」が17.4%となった。
全体の4割以上の企業が改元に関して「影響がある」と認識していることがわかった。

「運輸・倉庫」業では、「プラスの影響がある」との回答した企業はなく、「マイナスの影響がある」が24.0%、「プラス・マイナス両面の影響で差し引きゼロ」が4.0%、「影響はない(改元と企業活動は無関係)」が40.0%、「分からない」が32.0%となった。
全業界で「マイナスの影響がある」が「プラスの影響がある」を上回り、「マイナスの影響がある」と回答した企業の割合を業界別にみると、「運輸・倉庫」が最も高くなった。

マイナスの理由として、全体では、休日の増加による「営業日数の減少」(23.9%)、新元号に関する商品・サービスの購入・利用、行政システムへの対応など「諸経費の増加」(19.8%)、「通常業務への悪影響」(14.2%)などが上位だった。
「運輸・倉庫」では、「営業日数の減少」が40.0%となり、全業種の中で最も高い割合となった。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする