苫小牧港複合一貫輸送ターミナル整備事業が「全建賞」受賞

室蘭開発建設部は7月8日、整備を進めている「苫小牧港複合一貫輸送ターミナル整備事業」が、全日本建設技術協会(東京都港区)による表彰の「全建賞」を受賞したと発表。受賞機関は、室蘭開発建設部苫小牧港湾事務所。

同賞は、良質な社会資本整備補の推進と建設技術の発展を促進するため、日本の社会経済活動を支える根幹的なインフラ整備等に対して表彰するもの。

苫小牧港西港区商港地区は、岸壁の老朽化に加え、背後に上屋があることからエプロン幅が狭く、荷役の安全性や効率性に課題を抱えていた。

このため、同事業では、岸壁改良とともに、既存上屋の撤去等により荷役スペースを拡張した。これにより、荷役の安全性及び効率性が向上し、RORO貨物量は整備前と比べて約2倍になった。

荷役RORO船のシャーシ輸送に係る荷役スペースをより広く確保するとともに、船舶が係留していない時に車両走行の支障となる係留直柱を地下へ埋設化を図るなどの工夫により、荷役作業の効率化が図られており、成果が明確に現れている点が評価されたとしている。

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