北海道ガス(川村智郷社長、札幌市東区)では7月11日、石狩LNG基地の操業10周年を記念して、液化天然ガスを輸送する「LNGローリー車のデザイン募集企画」を行うと発表した。北海道、北海道教育委員会が後援する。応募は8月末まで。
テーマは、「2050年の『未来の自分』や『一緒にいたい大切な仲間』」。道内在住の小学生が対象で、入選した作品を1台のLNGローリー車に多数ラッピングする。11月に「お披露目会」を開催する予定。
同社は、2012年11月30日に、北海道唯一のLNG輸入基地「石狩LNG基地」の操業を開始し、都市ガス供給や、LNGローリー車による導管未整備地区へのLNG輸送など、北海道全域に天然ガスを届けている。2018年10月には、石狩LNG基地内に建設した北海道初のLNG火力発電所「北ガス石狩発電所」の営業運転を開始し、離島を除く道内全域に北ガスの電気を供給している。2021年3月には、北海道初の「カーボンニュートラルLNG」を石狩LNG基地で受け入れをした。
この「石狩LNG基地」が2022年11月に10周年を迎えることを記念し、特別デザインのLNGローリー車を制作することとした。このローリー車は、11月から1年間の期間限定で道内各地にLNGを届ける予定。