JR東日本は9月3日、「新幹線物流」など列車を活用した物流サービスを拡大すると発表した。
これまで地域の情報発信・PRのため、新幹線を活用して地域の魅力ある食材や地産品を首都圏に輸送し、販売するイベントなどを実施してきたが、今後は地域連携をさらに強化しながら、イベントなどにとどまらない定期的な食材などの輸送拡大に取り組む。
列車の速達性・定時性といった強みを生かし、ポスト・コロナ時代における事業拡大を図る。
その土地ならではの食材などを鮮度良く運ぶことにより、付加価値の高い地産品を提供するとともに、地域事業者らの販路拡大、魅力ある売場づくりを実現する。
9月からは新たな取組みとして、「地方都市間における新幹線や在来線特急列車の物流」のトライアルを行う。
東北・北海道新幹線「はやぶさ95号」(仙台駅6時40分発・新函館北斗駅10時1分着)を活用した「宮城・福島・山形銘品フェア」を9月19日〜21日にかけて、函館市の「金森赤レンガ倉庫」で開催する。
新幹線物流を活用した輸送は9月18日、20日に実施する。輸送品は宮城県産の梨、ぶどうなど。