エア・ウォーター(大阪市中央区)は5月30日、グループの北海道エア・ウォーター・アグリ(農端洋行社長、旭川市)とエア・ウォーター物流(佐藤能衞社長、札幌市豊平区)が令和5年度の「エコシップマーク」優良事業者に選ばれたと発表した。
両者は連携して、北海道から関東近郊におけるじゃがいもやかぼちゃなど青果物の輸送に関して、陸上輸送(片道1258㎞)から海上輸送(北海道・苫小牧港~茨城・大洗港754㎞)への切り替えを推進。これにより、全てトラックで輸送した場合と比較して、CO2排出量を40・5%削減した。
荷主となる北海道エア・ウォーター・アグリは、青果卸、冷凍・レトルト野菜の製造・販売、アグリサポート(収穫などの農作業代行)の3事業を展開しており、「北海道産を中心とした青果物を全国各地の食品メーカーや量販店にお届けするうえで、グループで物流事業を行うエア・ウォーター物流にトレーラー輸送を集約化し、さらなるモーダルシフトを推進することで、大幅なCO2削減に貢献していく」としている。