札幌市内の民間施設や公共施設などを市民に開放する地域文化イベント「カルチャーナイト2022」が7月22日から開催され、87の企業や団体が参加、160以上のプログラムが展開された。
参加した企業や団体は「夜間の施設開放」や「Youtubeによる動画配信」などを行った。
物流業界からは、幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)、日本郵便北海道支社(及川裕之支社長、同中央区)が参加した。両社ともオンラインプログラムによる仕事の紹介を行った。
幸楽輸送は、親会社の北海道コカ・コーラボトリング札幌工場で製造された清涼飲料水など1200箱を登別市まで運ぶトラックの1日の業務内容を紹介。
トラックは早朝の4時30分に工場でコカ・コーラ製品を積み込み、一般道で運行して7時30分に登別市に到着、製品を降ろした後、コーヒーを入れる缶を引き取りに恵庭市の製缶工場の倉庫に向かい、11時30分に札幌の工場に戻った。
ここで荷物を降ろした後、次の配送のため、トラクタとトレーラを切り離し、別のトレーラと連結して次の目的地に向かった。
ドライバーは、「物流の仕事とは」という質問に対して、「積んだ荷物をそのままの状態で指定の場所に時間通りに届けること」などと回答した。
日本郵便は、「手紙がどうやって届けられるか」を紹介。
ポストに投函された郵便物が一度、町の郵便局に集められ、次に大きな郵便局に集められ、宛先ごとに分けらた後、配達先の郵便局に運ばれ、そこから配達員が郵便物を届け先の家に届ける一連の流れを説明した。大きな郵便局郵便局では、はじめに郵便物の大きさや向きを揃え、機械で消印を押し、仕分けする様子などを紹介した。
「道央札幌郵便局に到着するトラックはの数は一日329台にも及ぶ」などと紹介した。