室蘭運輸支局「修学旅行体験会 」 「海事・物流産業サポーターづくり」プログラム

室蘭運輸支局は9月5日、旅客フェリー事業の活性化と海事・物流産業の重要性等の理解醸成を図るため、道内の教育関係者と旅行会社を招き、修学旅行における「日本で唯一ここだけ」のプログラムを組み込んだ「フェリーを利用する修学旅行体験会」を9月から10月にかけて行うと発表した。
商船三井フェリー苫小牧支店、太平洋フェリー北海道支店、 苫小牧港開発との共催。苫小牧栗林運輸、苫小牧地区倉庫協会、ナラサキスタックス、 室ト苫小牧支部などが協力する。

9月9日〜11日は、商船三井フェリーの「さんふらわあ ふらの」の大洗航路を利用し、苫小牧~茨城県、福島県、宮城県の行程で実施する。
同30日〜10月2日は、太平洋フェリーの 「きたかみ」の仙台航路を利用し、苫小牧~宮城県の行程で実施する。

昨年度、道内中学校の教員と旅行会社を招請して「修学旅行体験会」を開き、フェリーを利用する修学旅行の実用性のPRとプログラム内容について検証した。これを契機として、旅行会社がフェリーを利用する修学旅行の商品化を図り、令和5年4月には、道内の中学校1校でフェリーを利用した修学旅行が行われる予定となっている。また、道外の中学校に対しても、同プログラムを活用した修学旅行の商品化が図られている。

今回は、プログラムの学びの効果を関係者に訴求し、「フェリーを利用した多様な教育旅行商品の開発」を促進する。海事・物流産業施設を利用し、キャリア教育やSDGsを意識したプログラムを構成して、フェリー利用の優位性と実用性をPRする。教育関係者と旅行会社による学習プログラムのクオリティー等の検証も行う。

学習プログラムは、「国内外の港から運ばれた貨物や貨物を運ぶ船等の見学」「海上コンテナの荷役のデモ」「荷役機械、トレーラートの体験乗車」「生産と消費を結び、商品の保管や配送する拠点となる物流倉庫の見学」「海事・物流企業関係者による講和」などを計画。

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