佐川急便は9月13日、猿払村(伊藤浩一村長)と地域の活性化並びに村民サービスの向上を図るため「地域活性化包括連携協定」を締結したと発表。
猿払村役場において同12日に締結式を行い、伊藤村長と佐川急便北海道支店の青木淳一支店長が出席した。
主な協定内容は、「災害時における支援物資供給体制の総合的な物流支援」「子ども・高齢者向けの交通安全教室の開催」「道路の異常や不法投棄の情報提供」「地域イベントへの参加協力」「猿払村及び近隣市町村エリアにおける輸送効率化の推進」「その他、両者協議により定める事項」など。
同社は社会インフラの一つである物流を担う企業として、保有するリソースやノウハウを活用し、地域経済の活性化や、持続可能な社会の実現に向けた活動を積極的に取り組んでおり、その一環として、官民一体となって地域課題に取り組む「SAGAWAタウンサポート」を全国の自治体へ展開。
地域課題に対するソリューションとして、観光やビジネス客の利便性を目的とした「手ぶら観光」や、交通インフラの維持・物流の効率化・環境負荷低減に効果が見込まれる「貨客混載事業」等を促進している。また、子どもや高齢者の見守り活動や災害時における物資の輸送支援等、地域の安全・安心に資する活動も行っている。
「同協定の締結を契機に、佐川急便は双方のリソースやノウハウを有効に活用し、協働することで多様なサービスの創出、持続可能な暮らしやすいまちづくりと地域活性化を目指し、社会的課題の解決・改善に取り組んでいく」としている。