京セラコミュニケーションシステム(KCCS、黒瀬善仁社長、京都市伏見区)は6月5日、石狩市緑苑台東地区の住宅街の公道(車道)において、無人自動走行ロボットの実証実験を昨年に続いて行うと発表した。石狩市の協力のもと、6月から11月の間に行う予定。
同実証実験は、NEDOが公募する「革新的ロボット研究開発基盤構築事業/自動配送ロボットによる配送サービスの実現」に採択され、実施するもの。
期間中、走行予定エリアの公道で無人自動走行ロボットが走行する。一般車が走行する車道において、自動走行ロボットが安全に自律走行する実証に加え、自動走行ロボットを活用したサービスの実証も行う。
活用する無人自動走行ロボットは、ミニカー(長さ2.5m以下×幅1.3m以下×高さ2.0m以下)に準じた大きさで、最高速度は時速15㎞。走行中は遠隔から監視者がモニタリングし、状況に応じてロボットを遠隔操縦する。
関係省庁と連携し、安全に十分配慮した上で実施するとしている。