「OFFICE DE YASAI」物流網拡大 札幌市でサービス開始

置き型社食 「OFFICE DE YASAI (オフィスで野菜)」を展開するKOMPEITO(渡邉瞬CEO、東京都渋谷区)は10月27日、いわぎん事業創造キャピタル株式会社(稲垣秀悦社長、盛岡市)より追加出資が決定し、総額4億円を超える資金調達を実施したことから、コロナ禍によるオフィスでの中食ニーズの高まりを受け、「OFFICE DE YASAI」を北海道札幌市から沖縄県那覇市まで配達エリアを拡大し、本格的に全国へのサービス拡大を行うと発表した。

「OFFICE DE YASAI」は、これまで東京を中心に横浜、名古屋、大阪、神戸、福岡エリアにて、新聞販売店や牛乳販売店と提携することで独自の物流網を構築。配達エリアの顧客企業には、自社スタッフや提携先のスタッフが直接商品を届け、消費期限の管理や集金等を行うため、顧客企業は管理の手間なく利用ができた。これまで、提携先を含む同社配達網以外のエリアはクール宅急便で商品を届けてきたが、今後は配達網を全国に拡大。提携スタッフが商品を直接届け、全国でより満足度の高いサービスを提供していく考え。
10月からは、新たに北海道、静岡県、岡山県、沖縄県にて配達をスタート、11月からは岩手県、京都府にて配達スタートが決定、今後、順次エリアを拡大していく。

札幌市でのサービス展開にあたり、物流・販売代理パートナーとして、トラストシステム(清野淳也社長、石狩市)及び、製造パートナーとしてふたみ青果(松本厚社長、釧路市)と提携した。これにより、これまで関東にある工場での製造後、宅急便で2日かけて届けていた状況から、道内で製造してすぐに届けられるようになり、より新鮮で美味しいサラダやフルーツを届けることが可能となった。

北海道オリジナル商品として10月には道内産のキャベツ、人参、玉ねぎなどを商品に使用しており、今後も地産地消の促進に取り組んでいくとしている。また、現在すでによつ葉乳業の乳製品、マルナカ松屋商事を通じて牧家との取引実績があり、今後はさらに道内の企業と提携し、オリジナル商品の企画・販売を行うなど、北海道産品の取り扱いを拡大していくとしている。

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