北海道「ドローンを使ったフレンチフルコースの配送実証」 2月に実施

北海道は1月29日、壮瞥町有珠山において、ドローンを活用した高級フレンチの配送の実証を2月7日に行うと発表した。ドローンを活用して高級フレンチのフルコースを配送するのは日本初の試み。

北海道では今年度、ドローンの幅広い利活用を促進するため、1台のドローンを多分野・多目的で活用する「ドローンのマルチユース」について、そ の可能性や課題を検証する実証を進めており、今回のフレンチの配送は、その検証の一環として行う。

珠山ロープウェイの山頂駅から、展望台に用意した客席まで苗木運搬用ドローンを活用してフレンチのフルコースを配送する。配送距離は約250mで、調理〜配送〜実食を有珠山山頂で実際に行う。ドローンでは、ワイン、小前菜、前菜、メインディッシュ、デザートをそれぞれ運ぶ。

事業は北海道総合政策部次世代社会戦略局DX 推進室が主催し、北海道ドローンマルチユースコンソーシアム(幹事企業・HERICAM)が実施する。現地協力として、ワカサリゾートが参画する。「有珠山の絶景に囲まれながら、フレンチのフルコースを食す」という北海道の新しい観光コンテンツとなることを目指している。

北海道では、今回の実証も含め、ドローンを活用した様々なマルチユースの検討・実証を行っており、実証で得られた成果をまとめ、3月にガイドブックとして公開する 予定。

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