北海道最大級のビジネスイベントのビジネスEXPO「第36回北海道技術・ビジネス交流会」が11月10・11の両日、アクセスサッポロで開催された。
「イノベーション創造北海道~SDGs×デジタル新時代」をテーマとし、道内外から約300の企業・団体が出展した。物流関連の商材も多く展示され、自動搬送機や各種ロボットシステム、EVなど最新の技術が紹介された。
全国通運連盟・JR貨物・鉄道貨物協会が鉄道コンテナ輸送の仕組みや特長をパネルなどで紹介したほか、鉄道貨物のジオラマを展示した。
ロジスネクスト北海道はバッテリーフォークリフト、新栄クリエイトはロボットピッキングシステム、矢崎化工は足回り部分にクローラー機構をもつ手押し台車、アドウィックはスマホを活用した低コストな在庫管理システムを紹介。
また、タキゲンは物流ロボット関連製品やEV充電設備製品、日立物流ソフトウェアは運搬型ロボットや物流センター管理システム、トーホー工業は発泡スチロール製のパレットシリーズ、パイオニア販売はドラレコ連動の運行管理システムを展示した。
北海道コカ・コーラボトリングは希少野菜の流通プラットフォーム「やさいバス」を紹介し、北海道物流開発は、スイスの充電式三輪EVバイクや、太陽光パネル搭載移動式20ftマルチコンテナを展示した。
ニッコーは段ボールケース開梱・取り出し装置を道内初展示。自律走行搬送ロボットと協調ロボットを用いた実演展示を行なった。
このほか、寒冷地仕様のEVやドローン、RPAなども紹介された。
2日間で約2万4000人が来場。鈴木直道北海道知事や秋元克広札幌市長も視察に訪れた。