北ト協は1月12日、北海道運輸局・北海道労働局・北海道経済産業局・北海道農政事務所との連名による「持続的で安定した輸送力を確保するためにトラック輸送の【標準的な運賃】が定められました」と題した独自の協力依頼文書を道内の荷主団体・荷主企業などに送付した。
「令和6年4月からトラックドライバ―の時間外労働については罰則付き上限規制が適用されることが決定しており、このままの状況で推移した場合、人々の生活にとって必要不可欠な物流が滞る」ことが懸念されるとし、「標準的な運賃」への理解、「荷待ち時間の削減」「荷役作業の効率化」などへの協力を呼びかけている。
「標準的な運賃」については、「トラック運送業が法令を遵守し持続的に事業を運営する際の目安」として告示されたと説明しているほか、「トラック輸送の生産性の向上・物流の効率化を進め、働きやすい労働環境を実現するため、ホワイト物流推進運動への積極的な参加 」を要請。また、「荷主と運送事業者の協力による取引環境と長時間労働の改善に向けたガイドライン」に基づく取り組みの実施を要請している。