フィジカルインターネット実現会議 7月に「北海道地域フィジカルインターネット懇談会」開催へ

経産省と国交省は6月13日、経産省別館の会議室で今年度1回目の「フィジカルインターネット実現会議」を開催し、フィジカルインターネットの実現に向けた取組の進捗や、事業者からの取り組み、化学品WGの設置などについて話し合い、7月28日に道内で「北海道地域フィジカルインターネット懇談会」を開催する計画を明らかにした。

物流課題には地域差・業種差があることを踏まえ、企業や業種の枠を超えたそれぞれの地域レベルでのフィジカルインターネットの実現を国としても後押しすべきとして、「特に課題が顕著と考えられる北海道を対象に、幅広い荷主・物流の事業者間の問題意識の共有、情報・意見交換を促す『地域フィジカルインターネット懇談会』を開催」すると報告した。

「北海道地域フィジカルインターネット懇談会」では、運送効率を向上させにくい北海道で、物流面の協調の可能性を探る予定。荷主として「地域の主たるメーカー、中間流通・卸、小売」が、物流では「地域の消費財関係の事業者」が参画し、地域の物流課題を可視化するほか、中長期的なフィジカルインターネット実現に向けた道筋を描く予定。

実証テーマの例として、「大雪等の災害に予め備えた発注改善」や、 「地域の主たる小売チェーンのセンター在庫の仮想的な共有」といった取り組みを挙げている。

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