「北海道胆振東部地震」に関する経営への影響 札幌商工会議所

札幌商工会議所は9月28日、「北海道胆振東部地震」に関する経営への影響についての緊急調査結果を公表した。同12日〜21日に調査したもの。同会議所の部会役員企業2446社を対象とし、645社が回答(回収率26・4%)。運輸・通信業からの回答は42件だった。
 
被害や影響の内容について、最も回答率が高かったのは、「停電・断水等により、生産活動や営業活動に支障」があったで71・5%。
次いで、「公共交通機関の運休による従業員の出社困難・帰宅困難」が62・6%、「停電により営業できず(節電により営業時間が短縮し)、売上が減少」が44・0%となった。
物流企業にとって関連の深い設問では、「物流網の寸断により、仕入、納入、配送に支障」が40・5%、「仕入先の被災や停電による操業停止を受け、部品・原材料・商品等の調達に支障」が25・6%、「建物、事務所、工場、倉庫等が被災」は16・7%、「顧客の被災により売上が減少」が15・0%、「停電により商品や原材料の冷蔵ができず破棄損」が11・5%、「従業員が被災」は9・8%となった。
「被害や影響は生じていない」は7・9%だった。
また、今後の影響について「影響が大きくなる」は4・9%、「しばらく影響が残る」は64・9%、「影響はすぐに収束する」は30・2%だった。

同18日に公表した中間報告では、サプライチェーンに関連する具体的な対応として、「停電により製品の温度管理ができなくなり、かなりの廃棄が出る模様」(製造業)、「2日間業務休止せざるを得なかった。商品、原材料の調達にも支障はない」(卸売業)、「被害が軽微だったことと携帯電話が正常だったおかげで、仕入先、顧客の情報が素早く収集できた」(卸売業)、「信号機等が停電となり作動しなかったため、安全を確保するにあたって全車両運行業務を中止した」(運輸業)、「苫小牧港の液状化により、輸入コンテナの陸揚げが出来なかった」(小売業)、「商品の入荷遅延および店舗が営業できず売上の大幅減少」(小売業)といった声があがっていた。

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