幸楽輸送「カルチャーナイト2019」に参加 夜間の出荷現場を多くの親子連れが見学

幸楽輸送(不動直樹社長、札幌市清田区)は7月19日、地域文化活動「カルチャーナイト2019」に親会社の北海道コカ・コーラボトリングとともに参加した。
夜間の工場や出荷現場を多くの親子連れが訪問し、「原料(水)、製造、包装、保管、ピッキング、出荷」といったサプライチェーンの一連の流れを見学した。

カルチャーナイトは北欧が発祥のイベント。札幌市内全域で、地域住民らに対して民間施設や公共施設などを「年に一夜限り」で特別に開放して、市民が地域の文化や企業活動を楽しみながら学ぶ取り組み。各施設では、それぞれが持っている専門分野や特色を生かしたプログラムをこの日のために提供した。
今年度は市内108会場で開催され、物流業界からの参加は同社のみとなった。

北海道コカ・コーラボトリングは「夜の工場見学&水の授業」として、製品の原料となる「水の大切さ」を伝え、同社が行っている水の再利用の取り組みを紹介したほか、生産ラインや自動倉庫などの見学を行った。

幸楽輸送は、北海道コカ・コーラボトリング札幌工場で実際の出荷作業をしているすぐ横で大型トレーラーやフォークリフトの乗車体験、記念撮影などを行った。同社のドライバーが、トラクタヘッドに子供を乗せ、同工場の構内を一周すると、運転席から手を振ったり、ピースをして喜ぶ様子が見られたほか、「もう一回乗りたい」と口にする子供もいた。
また、「このトレーラーは、コカ・コーラの350ml缶を約4万本積むことができる。1人が1日1本飲んだとしても、飲みきるまで126年間かかるほどの量になる」「1台で子供500人分の重さを1度に運ぶことができる」などと説明した。

不動社長は「夜間に普段入ることができない事業場を見るというのは、子供にとってはドキドキ、ワクワクの特別な体験になっているはず。また、夜遅くまで外にいても、親に怒られないので、非日常を味わうことにつながっていると思う。働く現場を見てもらうことは、企業にとっても非常にいい取り組みなので、物流業界でももっと広まっていってほしい」と話した。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする