苫小牧埠頭 北海道初の2区分でのAEO承認・認定を取得

苫小牧埠頭(海津尚夫社長、苫小牧市)は5月23日、函館税関長よりAEO制度のうち「特定保税承認者」の承認を受けたと発表した。
今後、既に保税蔵置場として許可を受けている温度管理型冷凍冷蔵倉庫「北海道クールロジスティクスプレイス」について、AEO制度に基づく届出を行う予定。同社では2017年5月に「認定通関業者」の認定を取得しており、今回これと併せ、北海道では初となる2つの区分でのAEOを取得した。

AEO制度は、国際物流におけるセキュリティ確保と貿易円滑化の両立を図るために、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンスの体制が整備された貿易関連事業者を税関が認定し、税関手続の簡素化や検査軽減等のメリットを付与するもの。AEO制度には、特定保税承認者、認定通関業者のほか特定輸出者、特例輸入者、特定保税運送者、認定製造者の6区分が設けられており、今回同社が取得した「特定保税承認者」は、貨物のセキュリティ管理とコンプライアンスの体制が整備された保税蔵置場及び保税工場の被許可者(倉庫業者等)を対象としている。

同社では「引き続き貨物のセキュリティ管理とコンプライアンスの徹底に努め、保税業務をはじめとする輸出入関連業務において、お客様に信頼されるサービスの提供に努めていく」としている。

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