サッポログループ物流 北海道支社で初の交通安全教室

サッポログループ物流(西間木健二社長、東京都渋谷区)では、全国の事業拠点で地域に根ざした交通安全教室を開いており、北海道支社(井上信成支社長、恵庭市)が9月11日、サッポロビール北海道工場(同市)で近隣保育施設の認定子ども園「幼稚舎えるむ」の園児13人園児を招いて、初めての交通安全教室を開催した。

西間木社長は「私たちはサッポロビールの製品やポッカサッポロのジュースを毎日運んでいます。安全をとても大切にしていて、事故を起こさないことは当然ですが、安全のために前向きで夢のある取り組みを行っています。有りたい安全の姿として『安全理念』を定めており、この冒頭の文章は『安全は人々の笑顔を守り、未来を創ります』としています。一緒に安全について考える日にしましょう。今日は大きなトラックに特別に乗ってもらうので、元気に楽しんで勉強してください」と呼びかけた。

園児は、同ビール工場を見学し、ビールが製品として出荷されるまでの工程を学んだほか、恵庭市交通安全協会の協力の下、道路標識や信号機、交通ルールに関するクイズやパズルをスタンプラリー形式で行った。「横断歩道で止まってくれたトラックの前を渡る際は、運転手の目を見て『有り難う』という気持ちを伝えてください」と強調した。

また、グループ企業のサッポロ流通システムがトラックとフォークリフトを用意し、乗車体験、死角体験、フォークリフトのオペレーラー体験、トラックに搭乗しての構内周回の体験などを提供、会場では園児の楽しそうな姿が見られた。
終了に際し、「(サッポロビールの)星のマークのトラックを見たら、運転手にアイコンタクトをしてください。運転手はとても喜んでくれます。本日は、みなさんからたくさんの元気をいただきました」と園児に伝えた。

同社ではこのような交通安全教室をこれまで九州支社、関東支社で開いており、北海道支社で3拠点目の開催。今後、全国8拠点全てでの開催を目指す。
西間木社長は「北海道で初めてのイベントだが、とてもすばらしい内容で感動している」と評価。「子供たちに交通安全について学んでもらうとともに、イベントに向けて各拠点の従業員が知恵を絞り、協力して取り組むことで、安全に対する責任や意識の高揚につながり、職場の活性化やブランド価値の向上にも資すると考えている。交通安全というと『あれもダメ』『これもダメ』といった引き算のような話になってしまいがちだが、このような前向きの取り組みを今後も行っていきたい」と話した。

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