北海道は6月21・22の両日、道庁本庁舎1階の道政広報コーナーで「北海道の物流・港湾パネル展」を開催した。北海道運輸局、北海道開発局、JR貨物北海道支社、北ト協、石狩湾新港管理組合、広尾町、津軽海峡フェリー、商船三井フェリー、北海道内航海運組合、小樽海上技術短期大学校が協力した。
北海道におけるトラック輸送の役割や取り組み、鉄道貨物輸送の概要、鉄道・バスなどによる貨客混載、フェリー・RORO船などの役割のほか、道内外からの貨物が集められる港湾の取り組みなどをパネルやポスターにより展示。このほか、ホワイト物流推進運動や、道内における物効法の実例、北海道開発局が実施した「道の駅」を活用した中継輸送の実証実験の成果などを紹介した。
北ト協のパネルでは、物流の2024年問題について説明し、「荷待ち・待機時間の削減、手荷役作業の削減、リードタイムの延長、再配達の削減など、トラックドライバーの労働時間改善への協力」「物流を維持するために標準的な運賃の導入や燃料コスト上昇分の価格転嫁」などへの協力を訴えた。
2日間で185人が来場した。